すべての男は消耗品である。Vol.10 ―大不況とパンデミック

すべての男は消耗品である。Vol.10 ―大不況とパンデミック

著者:村上 龍
定価 (税8%):¥1,620
(本体価格:¥1,500)
判型:四六上製
刊行年:2009-06-19
ISBNコード:978-4-584-13165-7

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内容紹介

レッドカードか、イエローカードか?
危機と不安が世界を覆う。
私たちはどこに向かうのか?
何を最優先に生きるのか? 
希望なき未来の希望とは?
消耗品に残された自由とは? 
自由を希望に変える戦略とは?
ゆるがぬ視点で時代を見据える作家・村上龍の脱出へのメッセージ。
いまを生き抜く人たちにおくります。

連載25年を超えたロングランの人気エッセイ、ついに第10弾刊行!  
07~09年連載分に書下ろし2編を加えて単行本化しました。

ブックデザイン=鈴木成一デザイン室
撮影=近藤篤


【目次】
1 ●韓国ドラマ『砂時計』とイ・ジョンジェ
2 ●パキスタンとタリバン
3 ●セミのシャワーと朝青龍
4 ●社会的信頼と安倍晋三
5 ●官能と広東料理
6 ●ミシュランの星とサルコジ大統領
7 ●置き去りにされる人とショットガン
8 ●ねじれ国会と医療危機
9 ●イージス艦とNYフィル平壌公演
10 ●日本のゆっくりした衰退と大手既成メディア
11 ●笑顔とトッポギ
12 ●ヒューマニズムと貧困層
13 ●苦闘する勤務医とオタクの街の通り魔事件
14 ●巨悪の不在とタクシー運転手の缶ビール
15 ●北京オリンピックとプーチン
16 ●麻生新政権と北島康介
17 ●世界的大不況と投資銀行
18 ●救急患者のたらい回しと病院の受け入れ不能
19 ●派遣切りと外国人ホームレス
20 ●高度成長と猟奇的殺人事件
21 ●セックスと発泡酒
22 ●北朝鮮の飛翔体と日本の離島
23 ●人妻と機会費用(書き下ろし)
24 ●現在の消耗品と未来の消耗品(書き下ろし)
あとがき

【抜粋】
バブル崩壊後、中高年の自殺が急増し、うつ病などの精神疾患が蔓延するようになったのは、経済的苦境だけが原因ではない。会社が倒産したり、リストラされたり、配置換えで子会社に出向になったり、減給されたりした男は、自信と誇りと精神の安定までも失った。『すべての男は消耗品である』というタイトルが、悪い意味でベタな現実となって、シャレにならなくなってしまった。
――本文「セックスと発泡酒」より

著者紹介

村上 龍(むらかみ りゅう)

1952年長崎県生まれ。76年「限りなく透明に近いブルー」で第75回芥川賞受賞。「コインロッカー・ベイビーズ」で野間文芸新人賞を受賞。仕事の百科全書「13歳のハローワーク」は130万部を突破するベストセラーズに。2005年「半島を出よ」で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。芥川賞選考委員。TV番組「カンブリア宮殿」の司会役としても活躍中。金融と経済のメールマガジン「JMM」とインターネットによる映像配信「RVR」を主宰。

●JMM http://ryumurakami.jmm.co.jp/

●RVR http://video.msn.co.jp/rvr/default.htm

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